episode: 0 ~ 今更 WPF ~

WPF が2006年11月に .NET Framework 3.0 と共に公開されてから11年(2017/11 現在)も経ってようやく覚える気になり、色々調べてみました。

WPF が公開された当初は「WPF ではコントロールの外観を自由にカスタマイズできるようになる!」みたいな記事をよく目にしたような記憶がある程度で、特に食指は動きませんでした。

WPF に興味が持てなかったのは

  • コントロールの外観をカスタマイズすることに興味がない
  • かっこいいと思うUIをデザインできる自信が無い
  • そもそもそんなことが得意なら、プログラマはやってない
  • WindowsForm コントロールにあって WPF に無いコントロールも多い
  • XAML を手で編集しないと画面が作れないなんて面倒くさそうだから嫌
  • WindowsForm よりもたくさんコード書かなきゃダメそう
  • すぐに消えてなくなる可能性も高いからしばらく様子見

みたいなことを考えていたからで、これまでずっと WindowsForm を使い続けてました。
ところが、最近「MVVMパターン」と言う言葉をよく目にするようになって、代表的な技術を調べてみました。

まず、Silverlight

WPFと同時期に発表された技術で、実行環境がWebブラウザ…? 程度のうろ覚えな情報しかありませんでしたが、今回は Windows で動作するクライアントアプリケーションが目的なので、特に何も調べることなく早々と対象外に。
蛇足ですが、最新版のSilverlight5は、2021年10月12日でサポート終了を予定していると Microsoft から発表されているようなので、手を出さない方が無難ではないかと。

次に UWP

やっぱ、どうせ覚えるなら最新技術じゃね!とか思いつつ調べてみると…

  • Windows ストアでしか公開できない
  • ローカル資源へのアクセス制限がある

等、最初に見つかった情報で調べる意欲が激減。
まあ、1度も見たことないからとりあえず Windows ストアを見てみないことには何も始まらないと思って、覗いてみることに。

  • ここって見てる人が居るの?
  • 一般的に認知されてる?
  • 公開するなら Vector とかもっと認知度が高いトコの方が良いんじゃね?

的なマイナスの印象ばかり。
それに作ったアプリが Windows Phone でも動作すると言われても、周りで Windows Phone なんて持ってる人なんて見たことねー… と思って、UWP もとりあえず対象外に。
Windows Phone は結局消える事になったよう なので UWP は風前の灯火になりそうな予感がしています。)

やっぱり Xamarin かな!

Xamarin で作ったアプリは Windows 、Machintosh、Android、iPhone で動く…だ…と… !?
けど、よく調べてみると、画面はそれぞれのプラットフォームごとに作成する必要があるし、内部ロジックでも全て共通と言う訳じゃなさそう… (そりゃま当然w)
Mac や iPhone で動作するアプリを作るには Mac が必要!?まあ予想はしてたけど当然か…
Mac用アプリの作成はどっちでも良いとしても、今時点で作りたいと思ってるアプリは、スマホとPCとのクロスプラットフォームじゃねーし…
Xamarin の興味が1番高いけど、敷居の高さも1番だなぁ…
それに、敷居が高いと感じるのは元になった技術の WPF を 1mm も知らないのが原因だろうと予想して、まず勉強するのは WPF に決定!

後ろ髪を引かれつつ、Xamarin の勉強は一旦保留。
Xamarin で何か作ってみたい興味はありますが WPF を勉強してアプリが普通に作れるようになってから Xamarin に挑戦しても遅くない気はしています。

結局 WPF

今回 XAML の開発について調べてきて、WPF 以降に発表された Windows PC クライアント用アプリケーションの開発技術は UI を XAML で記述するものばかりで、WPF の技術をベースにそれぞれ独自に拡張しているようです。
解説サイト等を見ても、肝心なところが理解できないのは、最低限理解しておくべき情報が欠けているからだと痛感しました。

Windows PC上で動作するクライアントアプリケーションを作成するだけなら、Windows Form で作れば良いと思いますし、XAML にこだわる必要も無いと思いますが、今ではスマホやタブレットやPCで動作するクロスプラットフォームなアプリケーションを開発する機会も増えてきているので、Visual Studio + XAML + MVVM で開発を続けていきたいと思ってるなら、今から WPF を覚えても遅すぎることはないだろうと言う結論になりました。

とりあえず、次回公開予定のアプリは WPF で作ることに決定したんで、以降は WPF 絡みの記事を書いていきたいと思っています。
ただ、アプリ自体まだまだ作りかけですし、本業が忙しくなると手を付ける時間や意欲が減るかもしれませんし、頻繁に更新はできない可能性もあるかもしれませんが、少しずつでも書いていきたいと思っています。

 

次回記事「WPF は MVVM フレームワークとともに【episode: 1 WPF Prism】」

 

 

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください